病院やクリニックでもらう処方せんには期限があるのをご存じでしょうか?
- 処方せんの期限
- 期限がきれてしまった時の対応
- 期限切れにならないための対策
この3点に焦点を絞って説明していきます!
処方せんの期限
処方せんの期限は処方されたその日を含めて4日以内
処方せんの期限は原則、処方された日を含めて4日以内です。
10/1に受診して処方されたものであれば、10/1を含めた4日以内なので10/4までが有効になります。
土日や祝日にかかわらず4日以内なので注意が必要です。
厚生労働省からも注意喚起のページがわざわざ作られています。
処方せんの期限が切れてしまったら?
では処方せんの期限が切れてしまったらどうしたらいいのでしょうか?
以前は期限の切れた処方せんでも薬局に持っていけば、薬局から医師に連絡して期限を延長してもらいそのまま薬を受け取ることができました。
ですが、現在では厚生労働省からの指導もあり、薬局での期限延長は行っていません。
医師に電話すると「薬局に持っていけば大丈夫だから」といわれることがあるかもしれません。ですが、現在は薬局でそのようなことは既にできないのです。
処方せんの期限が切れた時にできることは2つです。
処方せんを再発行してもらう
処方医に処方せんを再発行してもらうのが一つ目の方法です。
ですが、一度処方せんが発行されてしまっているので、再発行の際は自費になってしまいます。(一度目の処方で保険診療をしているため)
お金がかかってしまっても構わないからという場合は再発行してもらいましょう
期限の切れた処方せんの期限を延長してもらう
2つ目の方法は最初にもらった処方せんの期限を延長してもらうことです。
処方せんの再発行は自費になってしまうので、期限が切れてすぐの場合は期限を延長してくれます。
ですがこれは優しい先生やクリニックの場合が多いかもしれません。
期限の延長では医師の記名や押印が必要なので、電話などでは行えません。
処方せんの再発行にしても期限の延長にしてもどちらにしても処方医の元を訪ねる必要があります。
期限切れにならないための対策3つ+α
では期限切れにならないためにはどうしたらいいのでしょうか?
僕がお伝えできるのは以下の3つです
- 後回しにせずすぐに薬局に持っていく
- 受付だけ済ませてしまう
- 医師に事情を説明して期限を延ばしてもらう
すぐに薬局に持っていく
処方されたらすぐに薬局に持っていきましょう。
後になればなるほど面倒になってくるので、処方せんをもらったらすぐに薬局に行くことをおすすめします。
受付だけは済ませる
時間がない方は受付だけ済ませてしまうのも一つの方法です。
処方せんを調剤薬局に持っていき、受付さえ済ませてしまえば処方せんの期限は関係なくなります。期限の心配をする必要がなくなるので、あとは自分の都合で薬を取りに行けばOKです。
医師に事情を説明しておく
処方せんの期限は特別な事情がない限りは処方から4日以内ですが、予め処方医が期限を延長して処方してもらうことも可能です。
その場合は医師に処方せんに期限の記載と押印をしてもらう必要があるので、医師に理由をしっかりと説明してください。
正当な理由であれば先生も期限の延長をしてくれる可能性があります。
全ての医師が応じてくれるわけではありませんが、そういったこともできると覚えておいても損はしませんよね。
待ち時間を短縮できるサービスもある
E-PARKという待ち時間を短縮することができるサービスもあるります

気を付けていただきたいのはE-PARKを使っても処方せんの原本は期限の4日以内に持っていく必要があります。
処方せんの改ざんはNG!
期限が切れてしまったからといって自身で処方せんに書き込んだりは絶対にしないでください。
- 処方せんのコピーの使用
- 処方せんへの書き込み
処方せんの偽造は公文書偽造・有印私文書偽造等にあたることがあります。
僕自身が以前務めていた店舗でカラーコピーの処方せんが持ち込まれ、警察沙汰になったことがあります。その時は悪用する意図はなかったとのことで大事にはなりませんでしたが、逮捕される可能性もあります。
処方せんの期限まとめ
いかがでしたでしょうか?
- 処方せんの期限はその日を含めた4日以内
- 期限が切れたら処方医の元へ
- 処方せんのコピーや書き込みは絶対にしない
今回僕がお伝えしたいのは大きくこの3つです!これを機に、処方せんの期限切れになってしまう方が少しでも減ればいいなと思います。

