【薬剤師国家試験】卒業延期になった僕が一年間行ったこと

薬局・薬剤師

卒業延期と聞くと単位が足りなかったのかと思う方がいるかもしれません。

他の学部だと卒業延期というのはなかなか聞きなれない言葉だと思います。薬学部では国家試験の合格率を上げるために卒業を延期させることがあります。

実際に僕は卒業延期になり、その年の薬剤師国家試験を受けることができませんでした。悔しかったし、消えて無くなりたくなりました。

決して人に誇れる内容ではありませんが、卒業延期になった僕だけが書ける記事でもあると思うので、ぜひ参考にできるところは参考にしていただき、反面教師にしてください。

卒業試験がある

僕が卒業した薬学部は卒業試験がありました。

薬剤師国家試験を受験するためには薬学部を卒業している必要があります。

大学としても国家試験の合格率を上げたいので、薬剤師国家試験に合格しなさそうな人は卒業試験で卒業延期にし、その年の国家試験を受けさせないことがあります。

卒業試験に合格しないと?

薬剤師の国家試験は薬学部を卒業していることが必要なので、卒業試験に落ちると卒業ができません。

卒業ができないと国家試験が受けられないので、卒業延期が決まった時点でその年の国国家試験の受験は諦め、次の年の国家試験を受けることを目標にするしかありません。

また卒業ができなくても「秋卒業」というものがあり、半年遅れて大学を卒業することは可能です。

卒業延期が決まってから

卒業延期が決まったのが6年生の1月だったと思います。国家試験まで2か月となかったと思います。

当然ながら国家試験を受けるつもりで毎日勉強していたので、とてもショックでした。

というか、消えてなくなりたくなりましたよ。その年の国家試験が受けられないなら、勉強しなくてもいいんじゃないかなとさえ思いました。

ですが、来年の国家試験をどうせ受験するなら一回勉強を辞めてしまうのはもったいないと思い、国家試験が受けられないことはわかっていながらも勉強は続けました。

その時どう思ったか

始めは何で卒業できないんだと怒っていました。

頑張って大学に入学し、6年と長い歳月を費やしてきたのに目標としていた国家試験を受けられないことは本当に悲しくて虚しかったです。

卒業試験に合格し、国家試験を受ける友人がいる中で僕は来年にならないと国家試験が受けられない。悔しい気持ちと自分自身への不甲斐なさ

色々な気持ちが混ざり、本当に消えてなくなりたくなりました。

しかし死ねわけではありません。なんとか気持ちを持ち直して再び勉強を始めようと思うのに1週間近くかかりました。

冷静になって考えれば、僕の勉強不足、得点力不足だというのがわかっていました。

しっかり得点が取れていれば卒業試験に落ちることはなかったと、わかっていながらどこか他人のせいにしている自分がいました。

受け入れたくない現実でしたが、再び立ち直り勉強をする上では受け入れることが必要な現実でした。

まずは秋に大学を卒業することを目標にした

なんとか立ち直ることができた僕は秋に必ず卒業することを目標に勉強を続けることにしました。

逆に考えれば、強くてニューゲームというか1年間勉強してある程度の学力がついている状態からまた1年間勉強することができるのです。

周りの薬学部の受験生から比べれば有利な状態で新しい1年を迎えられるんだと、前向きに考えることにしました。

秋卒業で9月に卒業する機会に向けて必ず卒業することを目標に切り替え、モチベーションを保ちました。

1年間モチベーションを保ち続けることは非常に難しいので、卒業するという難易度の少し低い目標を設定し、成功体験を積み重ねるというのはメンタル的にも有効な手だったと今になればそう思います。

僕は卒業延期から約半年後の卒業試験で無事に大学を卒業し、大卒になりました。

青本などの参考書は買い直した。

6年生の時に青本などの参考書は大学で買わされたと思います。

色々な書き込みもあり持っているものを使うのも手でしたが、国家試験に出題された内容を元に内容も書き換えられていくので、新しい年度のものを買いました。

あとは受けるはずだった国家試験は自分で問題をダウンロードし、実際に解いてみました。やはり当時のハードルであった225点には少し届かず、受けても受からなかったのかもしれません。

国家試験の勉強をつづけた

9月に大学を卒業後も勉強をつづけました。

大学を卒業できたため、講義などはありませんでしたが自宅での勉強を続け1日のうち10時間~12時間くらいは勉強する生活を続けていました。

卒業延期から約1年。卒業延期でやられたメンタルを立て直す1週間以外は毎日勉強を続け、単純計算でも1日10時間、1年間で3600時間は国家試験の勉強に費やしていました。

その間、就職先は?

これは内定をもらっている場所によると思いますが、僕の場合は1年間だけ入社を待ってもらえました。

調剤薬局であったことが大きいと思いますが、1年勉強し国家試験に合格するのを待ってもらうことができたので、薬剤師国家試験の勉強だけに集中できたのでとてもありがたかったです。

薬剤師国家試験のための予備校に通う手もある

卒業延期や国試浪人(国家試験を受けたけど受からなかった人)することになって居しまった人に向けて、予備校があります。

決して安くはない授業料がかかるのですが、予備校に通い講義を受けることができます。もし親からの援助があり、許されるのであれば通ってもいいかもしれません。

予備校には通わなかった

僕は通いませんでした。大学受験で勉強の仕方がわかっていたのと、卒業延期になる時点で模試や過去問を解いた時に220点ほどは取れていて、自身に足りない部分やこれから勉強しなければいけない場所はわかっていたからです。

200点に届いていなかったり、自身が何をすればいいのかわかっていなかったら通っていたかもしれません。

もし予備校に通う場合

予備校に通うことを決めている場合は早めに申し込みをしておいた方がいいです。

薬剤師国家試験が終わると、国家試験の自己採点で点数が足りなかった人はすぐに翌年に入校するために動き始めます。

入校の申し込み日には申し込みが殺到するので、人気の校舎はすぐにいっぱいになってしまいます。

なので予備校に通いたい場合はいつから入校の申し込みができるのか費用はいくらなのか把握してすぐに動き出せる状態にしておくことをおすすめします。

国家試験に向けて僕がとった戦略

まずは受けるはずであった国家試験を解いて、それを採点しました。

そのうえで自分がどこで点数が取れているのか、どこで点数が取れていないのかを自己分析しました。

点数が取れていない場所

点数が取れていない場所は青本を1から読み直しました。

青本にはその章の後ろに過去の国家試験で出た問題が載っています。青本を読み直したうえで、章末問題を解きできるようになるまで解き直しました。

また何度も間違える問題や、どっちだか悩むポイントがあると思います。そういったものは表にしたり、語呂で覚えたりするために毎回間違えるポイントノートを作成しました。

僕はこのノートを国家試験に持参して、試験の直前に見直すべきポイントをまとめてさっと読めるようにしました。

点数が取れている場所

点数が取れている場所は青本を読み直すことまではせず、章末の問題だけを解きました。

そのうえで間違えた部分は青本を読み直し、また問題を解くという戦略をとりました。

また薬理と病態などの関連しているところは関連付けて覚えるようにしました。

近年の薬剤師国家試験では薬理や病態などの単体の知識ではなく、他科目の分野で関連させた問題が多く出題されるので応用された問題がでても対応できるように覚えるように心がけていました。

勉強のために過去問・模擬試験を利用する

過去問は1か月に1回、土日に本番と同じスケジュールで解きました。

そしてその過去問の結果から、1か月かけて全ての範囲を復習するというスケジュールで勉強をつづけました。

覚えているものでも時間の経過とともに徐々に忘れていってしまうので、覚えている部分を忘れないようにするために1か月で全範囲を網羅するようにしていました。

また模擬試験がある月は過去問ではなく、模擬試験を使い「できている部分」と「できていない部分」を把握し、同じように1か月かけて復習しました

一番の敵は自分自身

1年間毎日勉強をすることは大変で本当につらい日々です。

一番難しいのはモチベーションを保つことです。「少しくらいさぼってもいいかな」と思ってしまう自分自身が最大の敵です。

自宅にある漫画やPC、ゲームなどは全て押し入れやクローゼットにしまってしまいましょう。

国家試験の会場が決まったら

国家試験の会場が決まったらすぐに自宅からの経路を確認することをおすすめします。

もし会場が自宅から遠い場合はホテルを取ることも検討した方が良いかもしれません。

もしホテル取るつもりなら早めに予約しましょう。直前になると近隣のホテルは受験生でいっぱいになり、部屋を取ることができないので部屋を取る予定があるのであれば早めに予約しましょう。

あとは、予約したホテルから国家試験の会場が歩いていくには遠い場合はタクシーの手配もしましょう。

当日や前日ではタクシーを呼んでもきません。思っているよりも多くの受験生がタクシーを呼ぶので、歩いていけない場合はタクシーも予約しておくことをおすすめします。

最後に

薬剤師として現場に出ている僕よりも、受験を控えている皆さんの方が薬剤師国家試験には詳しいと思います。

以前は絶対評価で225点以上取ることがでれば合格していました。ですが、今は相対評価になり225点取れていても落ちる場合や間違えてはいけない問題も出ていますよね。

友人の結果と比べてしまうことも辞めましょう。結局は自分自身が何点取れるのかにかかっています。

自分自身のモチベーションを保ち、ダレルことなく毎日コツコツと努力することだけが合格への近道です。

卒業延期になってしまった僕が薬剤師になれたのです。もちろん悔しさをバネに必死に勉強しましたが、毎日続けた努力は裏切りません。

国家試験においては「努力は裏切らない」ことを念頭に、薬剤師になったあとの自分を想像してつらい時期を乗り越えましょう。

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