【薬剤師国家試験】薬学部を卒業延期になった僕が一年間行ったこと

薬局・薬剤師

このページにたどりついたということは、薬学部の卒業延期になりそうで不安な方でしょうか?

それとも卒業延期が決まって、打ちひしがれている方でしょうか?

僕は卒業延期になり、その年の薬剤師国家試験を受けることができませんでした。

悔しかったし、消えて無くなりたくなりました。

決して人に誇れることではありませんが、卒業延期になったからこそ書ける記事でもあると思います。

ぜひ参考にできるところは参考にしていただき、反面教師にしてください。

諦めずに頑張って欲しい!

今まで頑張ってきたのは百も承知です。

「これ以上頑張れって言わないで欲しい」と思うかもしれません。

かつて僕も卒業延期になりました。

薬学部を卒業延期になった僕でも、秋に卒業し1回目の国家試験にて合格

無事に薬剤師になり、今では管理薬剤師として薬局を管理する立場にあります。

だから頑張れ!!

諦めずに勉強して欲しい
  • 落ち込む必要もある。現実を受け入れてもう一度前を向こう
  • 立ち直れたら秋卒業→国家試験合格のため勉強する

薬学部には卒業試験がある

大学側も国家試験の合格率を上げたいので、学力の足りない学生は卒業させないことがあります。

薬剤師国家試験の受験には薬学部を卒業している必要があるので、国家試験に合格できなさそうな学生を卒業延期にすることで、その年の薬剤師国家試験の合格率を上げようとしています。

薬学部の卒業試験に合格しないとどうなる?

薬剤師の国家試験は薬学部を卒業していることが必要です。

卒業ができないと国家試験が受けられないので、卒業延期になるとその年の国家試験の受験ができません。

薬剤師の国家試験は年に1回しかないので、卒業延期になると次の年の国家試験を受けることを目標にするしかありません。

また卒業ができなくても「秋卒業」というものがあり、半年遅れて大学を卒業することは可能です。

僕は卒業延期になったので、次の年の秋に卒業して国家試験を受験しました。

卒業延期が決まってからのメンタル

卒業延期が決まったのが6年生の1月だったと思います。

国家試験まであと一ヶ月という時期でした。

当然ながら国家試験を受けるつもりで毎日勉強していたので、とてもショックでした。

というか、消えてなくなりたくなりましたよ。

その年の国家試験が受けられないなら、もう勉強しなくてもいいんじゃないかなと思いました。

その年の国家試験が受けられないのに、勉強を続けるというのはつらかったです。

卒業延期が決まって、その時どう思ったか

初めはこれだけ頑張って勉強したのに、「何で卒業できないんだ」と怒っていました。

頑張って大学に入学し長い歳月を費やしてきたのに、目標としていた国家試験を受けられないことは本当に悲しくて虚しかったです。

卒業試験に合格し、国家試験を受ける友人がいる中で僕は来年にならないと国家試験が受けられない。

悔しい気持ちと自分自身への不甲斐なさ

色々な気持ちが混ざり、本当に消えてなくなりたくなりました。

しかしよく考えれば国家試験を受けられないだけで、死ねわけではありません。

なんとか気持ちを持ち直して、再び勉強を始めようと思うのに1週間近くかかりました。

冷静になって考えれば、「僕の勉強不足、得点力不足」というのがわかっていました。

しっかり得点が取れていれば卒業試験に落ちることはなかったと、わかっていながらどこか他人のせいにしている自分がいました。

受けるはずだった国家試験を自分で問題をダウンロードし、実際に解いてみました。

やはり当時のハードルであった225点には少し届かず、受けても受からなかったのかもしれないなと納得することができました。

受け入れたくない現実でしたが、再び立ち直り勉強をする上ではそのことを受け入れ、前を向く必要があります。

最初の目標は大学の秋卒業!

「秋に大学を卒業→国家試験合格」を目標にした

なんとか立ち直ることができたので、「秋に必ず卒業することを目標」に勉強を続けることにしました。

立ち直って開き直ったので、ポジティブに考えるようにしました。

ある程度の学力がついている状態から、また1年間勉強することができるのです。

周りの薬学部の受験生から比べれば有利な状態で新しい1年を迎えられるんだと、前向きに考えることにしました。

秋卒業で9月に卒業する機会に向けて必ず卒業することを目標に切り替え、モチベーションを保ちました。

1年間モチベーションを保ち続けることは非常に難しいので、半年後に卒業する→その半年後の国家試験に合格する

卒業延期から約半年後の秋の卒業試験で無事に大学を卒業し、薬学部を卒業し学歴は「大卒」になりました。

青本などの参考書は新しい年のものを買い直した

僕は青本は買い直しました。

1年間勉強していたので様々な書き込みがありましたが、書き込みがあったせいで覚えた気になっていた部分もあります。

内容も毎年アップグレードされますし、気持ちを新たにする意味でも新しいものを買い直しました。

書き込んであったポイントや新薬の情報などは新しい青本に書き写し、その時に改めて覚え直す作業をしました。

来年の国家試験のためにどこで勉強をするのか

薬剤師国家試験のための予備校に通う手もある

卒業延期や国試浪人(国家試験を受けたけど受からなかった人)向けの予備校があります。

授業料が結構かかるのですが、講師からの講義を受けることができます。

もし親からの援助があり、許されるのであれば通ってもいいかもしれません。

予備校に通う場合
  • 申し込み開始日を把握する
  • 入校を決めている場合は早めに申し込む
  • 費用はいくらか把握する(半年か1年のコースがあると思います)

もし予備校に通う場合は早めに申し込みをしておいた方がいいです。

薬剤師国家試験が終わると、国家試験の自己採点で点数が足りなかった人はすぐに翌年に入校するために動き始めます。

入校の申し込み日には申し込みが殺到するので、人気の校舎はすぐにいっぱいになってしまいます。

予備校に通いたい場合はいつから入校の申し込みができるのか、費用はいくらなのか把握してすぐに動き出せる状態にしておくことをおすすめします。

僕は予備校には通わなかった

僕は予備校には通いませんでした。

卒業延期になる時点で模試や過去問を解いた時に220点ほどは取れていたこと

自身に足りない部分や、これから勉強しなければいけない科目がわかっていたからです。

模擬試験や卒業試験の点数が200点に届いていなかったり、勉強の仕方がかわからない場合は予備校に通った方がいいかもしれません。

秋卒業、国家試験合格に向けて僕がとった戦略

まずは自分自身がどこで点数が取れているのか、どこで点数が取れていないのかを自己分析しました。

自分の弱みと強みを把握しないことには戦えません。

「できるところ」「できないところ」を知る

「できている部分」と「できていない部分」を把握することが大事です。

そのために過去問を1か月に1回、土日に本番と同じスケジュールで解きました。

そして、その過去問の内容を1か月かけて復習しました。

「過去問を解いて、全範囲を1ヶ月で復習する」

覚えていても少しずつ忘れていってしまうんですよね。

忘れないようにするために1か月で全範囲を復習するようにしていました。

また、模擬試験がある月は過去問ではなく、模擬試験の内容を1ヶ月かけて復習しました。

すべてを満遍なく勉強する必要はなくて、覚えている部分は軽く、覚えていない部分を重点的に学ぶ必要があります。

模擬試験や過去問は、「できるところ」と「できないところ」を明確にするために使用しましょう。

点数が取れないところは伸びしろでしかない

点数が取れていない場所は青本を1から読み直しました。

青本にはその章の後ろに過去の国家試験で出た問題が載っています。

青本を読み直したうえで、章末問題を解きできるようになるまで解き直しました。

また何度も間違える問題や、どっちだか悩むポイントがあると思います。

そういったものは表にしたり、語呂で覚えたりするために毎回間違えるポイントノートを作成しました。

僕はこのノートを国家試験に持参して、試験の直前に見直すべきポイントをまとめてさっと読めるようにしました。

点数が取れている場所は復習のみ

点数が取れている場所は青本を読み直すことまではせず、章末の問題だけを解きました。

そのうえで間違えた部分は青本を読み直し、また問題を解くという戦略をとりました。

近年の国家試験では複合問題が多く出題されるので、単体の知識では戦えません。

薬理で薬を覚えたら、その薬を使う疾患はなにか?

男女差や好発部位、検査方法など関連させて覚えていきましょう。

単体の知識ではなく、応用問題がでても対応できるように覚えることを心がけていました。

卒業延期・国試浪人の一番の敵は自分自身

1年間毎日勉強をすることは大変で本当につらい日々です。

一番難しいのはモチベーションを保つことです。

「少しくらいさぼってもいいかな」と思ってしまう自分自身が最大の敵です。

さぼりたくなってしまう時は、卒業延期になった時の気持ちを思い出すようにしていました。

「もう二度とあんなつらい気持ちになりたくない」と自分自身を奮い立たせましょう。

秋に大学を卒業し、国家試験を受けることが決まったら

国家試験の会場が決まったら

国家試験の会場が決まったら
  • 国家試験会場までの経路の確認
  • ホテルの手配が必要な場合も
  • タクシーの予約も必要かも?

国家試験の会場が決まったら、すぐに自宅からの経路を確認することをおすすめします。

もし会場が自宅から遠い場合は、ホテルを取ることも検討した方が良いかもしれません。

直前になると近隣のホテルは受験生でいっぱいになり、部屋を取ることができません。

もしホテル取るなら早めに予約しましょう。

予約したホテルから国家試験の会場が遠い場合は、タクシーの予約もした方がいいかもしれません。

思っているよりも多くの人がタクシーを呼ぶんですよね。

当日に呼んでもタクシーが来ないことも多いようなので、タクシーが必要かどうかも考えておきましょう。

卒業延期になった年の就職先は?

もしかすると就職について心配している人もいるかもしれません。

内定をもらっている会社によると思いますが、僕の場合は1年間だけ入社を待ってもらえました。

国家試験に合格するのを待ってもらえたので、薬剤師国家試験の勉強だけに集中することができました。

内定も気になるところだと思いますが、それよりもまずは卒業すること、そして国家試験に合格することを第一に考えていきましょう。

最後に

薬剤師として現場に出ている僕よりも、受験を控えている皆さんの方が薬剤師国家試験には詳しいと思います。

僕の時は、絶対評価で225点以上取ることがでれば合格していました。

今は相対評価になり225点取れていても落ちる可能性があり、かつ間違えてはいけない問題もあると聞きます。

ですが、結局は「自分自身が何点取ることができるか」にかかっています。

自分自身のモチベーションを保ち、毎日コツコツと努力することだけが合格への近道です。

卒業延期になってしまった僕が薬剤師になれたのです。

最初にも書きましたが、もう一度書きます。

薬学部を卒業延期になった僕でも、秋に卒業し1回目の国家試験で合格

無事に薬剤師になり、今では管理薬剤師として薬局を管理する立場にあります。

つらい1年ですが、努力は裏切りません。

薬剤師になりたい気持ちをモチベーションにして、毎日積み重ねましょう!

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