薬剤師の新入社員が気を付けるポイント9点

薬局・薬剤師

新入社員として薬局に配属されるときは期待と不安でいっぱいですよね。

期待より不安の方が多い方も多いかもしれないですね。そんなあなたにお伝えしたいことがあります。

僕が配属時や店舗の異動の時に気を付けていた点と、後輩や部下を持つようになった今、気を付けて欲しいと思っている点をまとめました。

大前提として

患者さんに「新入社員だから」という言い訳は通用しない

本格的な内容に進む前にですが、大前提として忘れないでいただきたいことがあります。これは僕が新入社員に必ず言うことなのですが

患者さんには「新入社員」というのは無関係ということです。

患者さんから見れば白衣を着て仕事をしている時点で新入社員だろうと、30年のベテラン薬剤師だろうと同じ薬剤には変わらないということです。

薬剤師国家試験をパスして現場に出てきた以上、新入社員だろうとベテランだろうと同じ「薬剤師」です。新入社員だからという言い訳は患者さんには通用しません。

薬の専門家としての責任を持ち、日々過ごしていただきたいです。

1から10の全て教えてもらえると思わない

高校や大学では1から10まで何も言わなくても必要なことは全て教えてもらえたかもしれません。

ですが、職場では1から10を全て教えてもらえるとは思わない方がいいです。

当然、教育する側としては漏れのないように教えていきます。そして社内のマニュアルも当然用意してあります。

それでも細々としたことや、ケースバイケースで異なることもあり、全てのことを教えてあげられるわけではありません。

「教えてもらっていないのでわかりません」と言われることがたまにあるのですが、教えてもらっていないことが自身でわかっていて、どうして質問して来なかったのかな?と思う瞬間もあります。

わからないことがあれば情報を自分で取りに行くことが必要です。

例えばですが、併用禁忌の薬を患者さんにお渡ししてしまったとしましょう。

「教えてもらっていないので知りませんでした」では済みませんよね?

当然そういったことが起きないように先輩薬剤師がフォローするべきですが、自身が情報を取りに行く姿勢が薬剤師としては必須です。

偉そうに言っている僕も毎日添付文書を確認しますし、ネットで検索することもあります。わからないこと、知らないことがあれば質問するなり確認する癖を付けましょう。

人間関係

従業員とのコミュニケーション

意外に大事なのが、毎日一緒に働くスタッフとのコミュニケーションです。

と言っても、学生時代のコミュニケーションとは異なります。

仕事を行う上でのコミュニケーションの話なので「報告」「連絡」「相談」といったホウレンソウを軸に、円滑にコミュニケーションをとる必要があります。

学生時代のように仲良しになる必要はありません。

もちろん仲良くなれれば円滑なコミュニケーションが取れると思いますが、職場なので注意すべき点がありますね。

「役職で呼ぶ」「さん付けで呼ぶ」など、職場としての振る舞いが求められます。

患者さんとのコミュニケーション

患者さんとのコミュニケーションに正解はありません。

一番難しいのが患者さんとのコミュニケーションだと思います。

薬歴を書くためにはしっかりと聞き取りをしなければいけませんし、何も話してくれない方もいます。

患者さんが答えやすいように聞き方を工夫したり、患者さんの性格を考慮して別の角度から攻めたりもします。

失敗すればクレームに繋がりますし、何も言わずに薬局を変える方もいます。

薬剤師も患者さんもお互い人間なので、合う合わないも当然あります。

「礼儀正しく、そしてきちんとした言葉遣いで、清潔感や親しみやすい」こんな人は患者さんからの評価も悪くないと思います。あくまで体感ですけどね。

調剤をするにあたって

メモを取る

先輩薬剤師が色々と教えてくれると思います。必ずメモと取りましょう!

メモを取っていれば同じことをもう一度聞く必要もありませんし、自分で復習することもできます。

薬局にはたくさんのPCや機器があり、それぞれにIDとパスワードが設定されていたりします。一回聞いただけで覚えられますか?

僕は覚えられないです。

教えてもらうことは基本的にメモを取るようにしてください。

メモを取ることでプラスの評価をもらうことはありませんが、メモを取らないとマイナスの評価は与えられることがあります。

「教えたのにメモも取らなかった」と思う人もいますし、以前に教えてもらったことを再度聞いた時に「メモ取ってないの?」と言われる可能性もあります。

そんなくだらないことで怒られるのを避けるためにもメモを持ち歩きましょう!

添付文書を読む

わからないことがあればまずは添付文章を確認しましょう。

用法や用量、年齢によって量が変わるものもありますし、初回投与量が決まっている薬もあります。

確認せずにお渡しして何かがあれば確認を怠った薬剤師の責任です。

患者さんが不利益を被る場合もありますし、レセプトで切られてしまうこともあります。

基本的には添付文章に使い方が記載されていますから、初めて見る薬や処方せんに疑問を感じたら添付文書を確認する癖を付けてください。

知らない薬は必ず確認する癖をつけるだけでも、添付文書をあまり確認しなかった時と比べて1年後の知識量に差がつくことは容易に想像できますよね。

社内マニュアルの確認

小さい個人薬局でなければ社内のマニュアルがあると思います。

これは必ず確認しましょう。

もしかすると社内ルールと異なる運用をしている店舗があるかもしれません。

ですが、スタンダードな社内ルールを知っていて店舗のルール通り行うのと、何も知らずに店舗のルール通り過ごすのでは違いがありますよね。

特に異動がある会社では社内ルールを把握していれば、別の店舗に異動になったり応援に行った時でもすぐに対応することができます。

SOAPの書き方を学ぶ

必ず学ばなければいけないのが薬歴の書き方です。

保健所の個別指導でも重要になりますし、普段の服薬指導でも薬歴はとても重要です。

会社でしっかり教えてくれるところもあれば、個人にお任せの会社もあると思います。

書籍などで学ぶととても勉強になりますし、先輩薬剤師の薬歴を見て良いところは真似をしましょう。各薬剤師から良いところ取りで真似をしていくことをおすすめします。

SOAPの書き方をまとめたので、一度読んでみてください。

【SOAPの書き方】SOAPを使った薬歴の書き方!薬歴を書くための基礎知識をまとめました
調剤薬局で記載する薬歴をSOAPで記載するために各項目を解説していきます! 大学でも実際の書き方は教わらないし、働き始めてからもしっかり教えてもらうことが少ないSOAPをおさらいしましょう。 書き方を学ぶだけで、明日から薬歴が変わります!

一歩抜け出すために

数字を把握し、勉強する

薬剤師は医療職ですが、もしあなたが株式会社に勤めているのであれば当然利益を上げる必要があります。

働いている店舗の処方せん枚数を言える薬剤師は多いと思います。

ですが、処方せん1枚当たりの単価、月間の売上、仕入れ額、荒利、人件費と言える薬剤師はあまり多くはないのでしょうか?

管理薬剤師になるとこの辺りの数字も意識して働く必要がありますが、一般の薬剤師で意識している人は少ないです。

数字のことを意識するようになると、どうやって利益を確保しようか考えるようになります。

入社してすぐに数字に意識を向けるのは難しいと思いますが、調剤に慣れて方や2年目や3年目の方はぜひ意識しながら働いて欲しいです。

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