調剤薬局の新人薬剤師に僕が毎年伝えていること4つ

薬局・薬剤師

無事に薬剤師国家試験に合格し、晴れて薬剤師になった皆様おめでとうございます。

大学で薬のことは学んできたけど、いきなり配属されて少し戸惑っている人もいるのではないでしょうか?

今までは必要なことは教えてもらえました。

教えてもらえるのを待っているだけで良かったのですが、働き始めると全てのことを教えてくれるというのはあり得ません。

わからないことは自分自身で取りにいく必要があります。

僕が新入社員の薬剤師に伝えること4つを選んでみましたので、ぜひ参考にしてみてください。

  • 添付文書を読む
  • SOAPの書き方
  • 薬は基本的に先入れ先出し
  • PTPの切り方

この4つは当たり前のことですが、しっかりと伝えるようにしています。

現役の薬剤師であれば納得してもらえる部分も多いと思いますので、流し身でもみていただければと思います。

添付文書を読む

添付文章は必ず読んで欲しい

始めて触る薬剤は必ず、一度添付文書を読みましょう。

読むタイミングはピッキングの時でも、監査の時でも構いません。(新入社員にすぐに監査をやらせるかどうかはわかりませんが)

添付文書を読んで時間がかかっても、怒られることはまずないと思います。

添付文書から得られることは多いですよね

  • 用法容量
  • 初回投与量
  • 適応症
  • 薬物動態
  • 副作用

これ以外のことも、もっと多くのことが載っていますよね

用法用量の確認

添付文書には基本的な用法が記載されています。

分1で使うのか、分2、分3なのか、量はどれくらいで使うのか確認しましょう。

また初回投与量がある薬剤もありますよね

国家試験でも出題されるレベルのものだと、ドネペジルなどが有名かと思います。

最初は3mgで14日服用し、その後5mgに増量します。

年齢制限や適応も確認する

年齢によって規格が変わる薬も多く存在します。

7歳や9歳、10歳だったり、薬によって年齢の区切りが違います。

代表的なものは覚えるべきですが、最初のうちは分からなければ読めばいいんです。

添付文書には適応が載っているのもポイントです。

基本的には適応のある疾患や症状に処方されなければいけません。

どんな疾患で使用しているのか、薬から把握できるようになるためにも必ず確認しましょう。

わからない時は「わからない」と言っていい

薬剤師国家試験に合格したといえど、新人なことには変わりありません。

わからないことはわからないと正直に言うべきだと思います。

ですが、知らないことやわからないことをわからないままにするのではなく、わからないことは教えてもらったり自分で学ぶようにしましょう。

嫌な言い方になっていまいますが、先輩薬剤師も新人薬剤師が全て知っているとは思っていません。

わからないときは素直に「わかりません、教えてください」とお願いしてしまいましょう。

「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」という言葉があるように、わからないままにしておくよりも思い切って聞いてしまいましょう。

患者さんは新人薬剤師でも一人の薬剤師として見ている

しかし問題は、患者さんは新入社員であろうと、一人の薬剤師として見ています。

「新入社員なので分かりません」は通用しません。

そうならないために添付文書を読んだり、先輩薬剤師に聞いたり、書籍を用いて勉強しましょう。

また、その場で答えられなかったことは「調べて電話させて下さい」とアポを取り付けてしまえば、義務化された服薬フォローの口実にもなります。

本を買ったりするのもいいですが、せっかく職場に情報源となる添付文書がそこら中に転がっているので、まずは自分のいる薬局でよく出る薬を添付文書で学んでみてはいかがでしょうか?

SOAPの記載方法を学ぶ

薬歴は近年では、ほとんどの薬局が電子薬歴を導入していると思います。

もしかしたら未だに紙薬歴の薬局もあるかもしれません。

しかし紙薬歴でもSOAPを使って薬歴を記載するのが一般的になっていますよね

【SOAPの書き方】SOAPを使った薬歴の書き方!薬歴を書くための基礎知識をまとめました
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薬は基本的に先入れ先出し

期限の近い(短い)箱から出す

基本的には先入れ先だしです。

これは「先に入庫した薬剤から先にお渡しする」ということです。

基本的には先に納品された薬剤の方が期限が近いと思うので、先に入ったものを先に出します。

ですが、薬剤の期限によっては後から入ってきたものを先に出す可能性もあります。

期限を確認して出すようにしてもらえれば構わないかと思います。

特別な理由がない限りは期限の近い(短い)ものから出すようにしましょう

PTPの切り方

PTPの1錠だしは基本的にしない

医師の処方内容によっては、PTPを切ってお渡しすることもありますよね。

というか切らずにお渡しする方が少ないかもしれませんが・・・。

21錠が処方された時はどうしましょう?

先に結論を言ってしまうと、1錠のバラを出すのは基本的に避ける

薬局にもよると思いますが、一般的には1錠で出すのを嫌う薬剤師が多いと思います。

 21錠であれば「10錠+6錠+5錠」や「10錠+7錠+4錠」、「10錠+8錠+3錠」などの出し方がおすすめです。

なぜ1錠で出さないようにする必要があるのか?

ではなぜ1錠で出さないのか?

主な理由は2つです。

  • 小さくて失くしてしまいやすい
  • 誤飲に繋がる可能性がある

1つめは単純に失くしてしまいやすいからです。

2つ目はそんなことありえないでしょと思いますよね。

ですが、PTPのままの誤飲は珍しいことではありません

日本薬剤師会による「薬局ヒヤリハット事例収集・分析事業」でも多くの事例が報告されています。

切り取ったPTPは角が鋭利で、飲み込んでしまうと腸管を傷つけてしまいやすいようです。

若い人はありえないと思っていても、認知力の低下した人であれば誤飲も十分に考えられます。

少しでも誤飲のリスクを減らすために、1錠出しは避けていきましょう。

どうしても1錠でださないといけない場合は、1錠を小さいユニパックに入れてお渡しするなどの工夫をするようにしましょう

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