キャンプを続けていると、キャンプギアを少しずつアップデートしていきたくなりますよね。
「何かキャンプ用品を買いたいな~」という気分の時もあると思います。
そんな時に買って欲しいのが「ペグ」です。
- テントに付属しているペグを使っている人
- 手頃な価格で何かキャンプ用品を買いたい人
- キャンプを始めて間もない人
ペグの種類と特徴
ペグの目的は地面への固定
ペグはテントやタープをしっかり固定するために使います。
地面にしっかり固定できることが求められるので、ペグ自体も硬く強度の強いものがいいです。
そしてペグの長さが長くなるほど固定力が強くなります。
- 固定力の強いもの
- 強度の高いもの
- 長さを選べるもの
以上の条件を満たす鍛造ペグがおすすめです。
鍛造(たんぞう)とは?
鍛造(たんぞう)とは
金型で圧縮したり叩いたりして成型します。
圧縮したり叩いたりする際に力が加わるため、金属の結晶が整うため強度がでます。
また型を作ってしまえば量産は可能です。
ペグ以外でも車のホイールなどでも鍛造という言葉はよく聞きますね。
他にもチタンや砂用のサンドペグがある
ペグには他にも様々な材質や形のものがあります。
チタンでできているチタンペグは強度も強く、そして割と軽量なのでおすすめです。
砂場などで威力を発揮するサンドペグもあります。
砂場では通常のペグが効きにくいので、砂場用のペグがあります。
鍛造ペグの定番は「ソリッドステーク」と「エリッゼステーク」
鍛造ペグはスノーピークから発売されている「ソリッドステーク」と村の鍛冶屋から発売されている「エリッゼステーク」が有名です。
エリッゼステークは略して「エリステ」、ソリッドステークは略して「ソリステ」と呼ばれています。
スノーピークのソリッドステーク
ソリッドステークはスノーピークから発売されている鍛造ペグです。
スノーピークは新潟県の三条市に本社を構える、日本のアウトドアブランドです。
高品質なギアで有名で、値段は高めですが多くのキャンパーから支持されています。
スノーピークのギアを持っていないキャンパーは珍しいのではないでしょうか?
そんなスノーピークから発売されている鍛造ペグがソリッドステークです。
長さは20cm、30cm、40cm、50cmと4種類の長さを揃えています。
村の鍛冶屋のエリッゼステーク
エリッゼステークはソリッドステークに比べると後発の鍛造ペグになります。
後発であるからが理由なのかはわかりませんが、ソリッドステークとは差別化が図られています。
形が楕円形だったりカラフルなんです。
形が楕円形なのは差別化だけでなく、ちゃんとした理由があります。
楕円形はただの円形よりも地面で回転しにくく、抜けにくい構造になっています
塗装されている色つきのものもあるので、地面と同化してしまいやすいペグも見つけやすい
ソリステよりも少し短く、値段が少しだけ安いです。
- 形は楕円形
- 塗装の色が豊富
- ソリッドステークに比べて少し短く、値段が安い
村の鍛冶屋のエリステの特徴はこんな感じでしょうか。
ソリステとエリステどちらにするべきか?
この2種類はペグとして使用するには大きな差はなく、値段やどちらのメーカーを応援したいかで決めていいと思います。
ソリッドステークとエリッゼステークを比べると、どの長さでもスノーピークのソリッドステークの方が2cm長いのですが、固定力に大きな差はないのかな・・・と。
エリッゼステークの方が短いですが、楕円形になっていて抜けにくくなっているので総合的にみてあまり大きな差はないように思います。
ソリステとエリステの比較は多くの人が記事にしているので、是非いろいろ調べてみてください。
僕は村の鍛冶屋が結構好きなので、村の鍛冶屋のエリッゼステークを使っています。
鍛造ペグのメリット・デメリット
鍛造のペグにはもちろん良い部分と悪い部分があります。
メリットとデメリットはとらえ方次第なのですが、やはり特徴があります。
鍛造ペグのメリット
- 地面を選ばない(砂場と雪は除く)
- 強度が高いため丈夫で曲がりにくい
- 長く使える
鍛造ペグは丈夫なため、硬い地面でもグイグイ打ち込むことができます。
硬い地面や地面の中の石に当たると、ペグが曲がってしまうことがあります。
ですが鍛造のペグは固いため、地中の石を砕きながら進むことができるんです。
鍛造ペグのデメリット
- 値段が高い
- 丈夫な反面、重い
頑丈なペグである反面、重いです。
車やバイクで移動する場合は重さをあまり気にせずに済みますが、登山などで荷物を少しでも軽くしたい場合には鍛造ペグは向いていません。
そして製造に手間がかかっているため、1本辺りの値段が高いです。
鍛造ペグはこんな人におすすめ
- 車やバイクで移動する人
- 色々なキャンプ場に行く人
- ペグの重さを気にしない人
重さや積載を気にする必要がない、車で移動するオートキャンパーや
テントに付属していたペグをそのまま使っている人におすすめです。
鍛造のペグを買っても今までのペグが使えなくなるわけではないので、今までのペグは何かあったときの予備に回し、普段使うものは鍛造のペグにすればいいと思います。
鍛造ペグの選び方は使用目的で決める
ペグには長さがあり、長さによって使う場所を変えることをおすすめします。
20cm前後のペグと30cm前後のペグが普段使うのには一番使いやすい長さです。
長さに合った使用場所があるので、参考にしてください
20cm前後のペグはテントの固定に
20cm前後の短いペグはテントの固定におすすめです。
スノーピークのソリッドステークは、20cmのものが6本セットで販売されています。
一方で村の鍛冶屋のエリッゼステークは8本での販売があります。
30cm前後のペグはタープの固定に
30cm前後の長さになるとタープの固定にも使えます。
タープは風邪の影響を大きく受けるので、30cmくらいの長さが安心です。
ソリッドステークの30cmも6本入りの販売があります
村の鍛冶屋のエリッゼステークはやはり8本セットです。
なのでタープ用にペグを買うには8本セットがおすすめです。
もっと長いペグもある
大型のタープの場合、メインポールのペグだけでも長さのあるものを使用できると安心ですね。
ソリッドステークの40cmはセット入りが見つからなかったので、1本のもので申し訳ないです。
あまり本数が必要な長さのペグではないので、セット売りはしていないのかもしれませんね。
エリッゼステークにはセット売りがありました。
実際に手に取るのと相当な長さがあり、あまり多くの本数が必要なものでもないかと思います。
ハンマーもキャンプ用のものがおすすめ
キャンプ用のハンマーはペグを抜きやすい
鍛造ペグは重く固定力が強いため、地面から抜くのも一苦労です。
ハンマーも各社から発売されていますが、正直なところ大きな差はないように思います。
ただ一つ言えるのは、ペグを抜きやすいように加工してあるハンマーが絶対おすすめです。
鋳造ペグは固定力が強いので、その分抜きにくくなります。
腕の力だけで抜くこともできますが、1本だけならまだしも地面に打ち込んだ数を抜かないといけないわけです。
悪いことは言いません。アウトドア用のハンマーを買いましょう
ペグの使い方。斜めに指しましょう
ペグはロープと垂直になるように地面にペグダウンすることをおすすめします。
また上の写真のように二股に分かれている方も地面に埋めると固定力が増します。
まとめ
テントについてきたペグを使っている人は是非、ペグの買い替えを検討してみてください!
風のない日は問題ありませんが、風があるときは固定力の強さがとてもありがたいと感じます。
全てのペグを買い替えるとそれなりの値段がしてしまうので、まずは四隅や要所のペグを買い替えるのはどうでしょうか?
一度使ってみると付属のペグとの違いを感じていただけると思います。
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