ソロキャンプのおすすめテントには必ずといっていいほど挙げられるツーリングドームSTですが、冬キャンプには使えるのでしょうか?
実際にツーリングドームSTを使っている僕が冬キャンプで使うために必要なことを考えてみました!
対策さえしっかり行えれば、冬でも使えるテントなのは間違いありません!
※僕は以前の色のツーリングドームSTを使用していますが、今はモデルチェンジして色が変わっているようですね
ツーリングドームSTの冬キャンプの問題点

- 狭いのでストーブは使えない
- 底冷え対策が必須
ざっくりまとめると、この2点をどうにかできればツーリングドームSTでも冬キャンプはできます!
狭いので薪ストーブや石油ストーブは使えない
冬キャンプは薪ストーブや石油ストーブを使って、ぬくぬくキャンプをされる方も多いと思います。
ぬくぬくキャンプは暖かくていいのですが、我らのツーリングドームSTは狭いためそれらのものが入りません。
ストーブなしで乗り切る必要があります。
熱源がすくない中で、暖かく過ごす方法を考えなければいけません。
フライシートとの隙間から風は入ってくる

見ていただくとわかる通り、フライシート(外側のテント)を被せても地面との隙間が少し空きます。
ここから隙間風が入ってくるので、風を冷たく感じることはあります。
「スカートがないから冬には使えない」という人もいますが、そんなことはありません。
ダブルウォールのテントなので、冬でも使えないことはありません。
テントの中で石油ストーブや薪ストーブを使って、ぬくぬくとキャンプをすることはできませんが、しっかりと準備さえすれば冬のキャンプにも使用することはできます。
インナーテントは閉め切ることができるので、インナーテントの中にいれば外からの風はほとんどシャットアウトすることができます。
ツーリングドームSTを使って冬キャンプにおいて問題なのは、隙間風より地面からの冷気
つまり「底冷え」です!
底冷え対策必須!地面からの冷気問題
ツーリングドームSTだけの問題ではないですが、冬の地面が冷たい問題。
実際にキャンプをしたことがある人じゃないとわかりにくいですが、冬の地面ってものすごく冷たいんですよ。
しっかりと地面からの熱を断熱してあげる必要があります。
あとで書きますが、銀マットやシュラフの下に敷くシュラフマットは必須アイテムです。
ツーリングドームSTの冬キャンプ対策

まずは暖かい格好をしているのが前提で話をさせてください。
ダウンや発熱性インナーなど冬に必要な防寒はした上での冬キャンプ対策を考えてみました!
良い寝袋を用意したり、インナーシュラフなどを導入する

ツーリングドームSTに限ったことではないですが、冬キャンプのためにいいシュラフを買いましょう。
キャンプ場は郊外にあることが多く、夜中は気温が下がるので予算の許す限りでいいシュラフを買うことをおすすめします。
やはり高いシュラフには高いだけの理由があります。
寒さは生死に関わるので、シュラフをケチるようでは冬キャンプは厳しいと個人的には思っています。

とはいえ、資金は限られていますから、シュラフを2つ重ねて使うのも有効です。
あとはインナーシュラフを持っているのであれば、インナーシュラフも出動させましょう。
底冷え対策 銀マットやシュラフマット

ツーリングドームSTにコットが入ると言っている人もいるのですが、ツーリングドームST室内の高さがあまりないので、個人的にはコットは使いにくいなと思います。
なので、快適に過ごすためには底冷え対策に一番力を入れるのがいいと思います。
- グランドシート
- ホームセンターで売っている厚めの銀マット
- コールマンのレジャーマット
- シュラフマット(Zライトソルかリッジレスト)
寒い季節になると、グランドシートを敷いてテントを設営し、
ホームセンターで売っている厚めの銀マットをインナーテントの中に敷きます。
その上からコールマンのレジャーマットを敷きます。
レジャーマットは厚みがあり、足元がふかふかになります。
レジャーマットまでだとまだ地面の冷気を感じることが多く、さらにシュラフマットを敷いて寝ることが多いです。

湯たんぽを使う
床の底冷え対策を行っていても、やはり末端の足は冷えますよね。
そこで湯たんぽを使いましょう。
熱源があると本当に寝やすく、シュラフに入ったときの冷たさがなくなるのでおすすめです。
低温火傷には気を付ける必要がありますが、湯たんぽがあると幸せな気持ちで眠ることができます。
有名なのはマルカの「湯たんぽ Aエース」ですね。
2.5Lのものと3.5Lのものがあるので、お好みでどうぞ。
キャンプで使うのであれば、直火で暖められるのが楽かと思います。
2.5Lはこちら
3.5Lはこちら
忘れてました、ホッカイロなども必ず持っていきましょう!
微々たるものですが、あるとないのでは全然違います。
ポータブル電源+電気毛布
最終手段はポータブル電源と電気毛布です。
というかこれがあれば、他の対策が少し疎かになっていても大丈夫な気がします。
邪道だと言われてしまうかもしれませんが、寒いと一睡もできないまま朝を迎えるよりは全然いいと思うんですよね。
動いている間は寒く感じなくても、夜中に寒いと眠れないので、想像以上につらいですよ。
問題なのは、ポータブル電源が高価ということ。
僕も欲しいと思いながらもまだ手が出せずにいます。
しかし電気毛布が使えれば、冬キャンプも暖かく眠ることができますし、車中泊などでも使えそうです。
ポータブル電源さえ確保できれば、電気毛布は5000円もせずに買えますので割とリーズナブルかなと思います。
ツーリングドームSTで冬キャンプする方法を考える まとめ

ツーリングドームSTを冬キャンプで使うために考えてきましたが、いかがでしたでしょうか?
冬キャンプ向きではないにしろ、対策次第では冬キャンプでも十分に使えると思います。
ですが本当に寒いので、できる限りの準備をして冬キャンプを決して甘く見ないで欲しいなと思います。
真冬ではなく、まずは10月や11月、3月や4月くらいに試していただいて、そこから真冬のキャンプに挑戦して欲しいです。
万全の対策をして、冬キャンプを楽しみましょう!
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