今までD60→D7000で写真を撮っていた僕ですが、色々と悩んだ結果、NikonのZ5を購入しました!
中古のD600と50mmg/1.8G辺りを買って、リーズナブルにカメラライフを楽しもうかと思いましたが、「Zマウントに外れなし」なんて言葉を聞くと使ってみたくなるじゃないですか・・・。
数年前からニコンでもミラーレスが発売され、カメラを新しく買いたいとずっと思っていましたがやっと購入することができました。
レンズは「Z 24-120mmf/4S」がずっと気になっていましたので、ボディと合わせて購入してみました。
Nikon Z5 開封レビュー
Z5を購入したので開封します!

開けるとまずは保証書が入っています

その下には梱包された本体と、USBケーブルやバッテリーが入っています。

ということで過程をすっ飛ばしましたが、開封しました。


念のために液晶には保護フィルムを張りました。
Nikon のフルサイズミラーレス Z5

Z5は2020年の8月に発売されたフルサイズのミラーレスカメラです。
簡単なスペックだけ記載しておきます。
センサーサイズ | FXフォーマット |
有効画素数 | 2432万画素 |
高速連続撮影 | 約4.5コマ/秒 |
シャッター | 1/8000~30秒 |
重さ | ボディのみ約675g |
センサー | 表面照射型CMOSセンサー |
記録媒体 | ダブルスロット SDメモリーカード |
Z5は当時の上位機種だったZ6やZ7からスペックを落とし、金額的にも買いやすくなったフルサイズのミラーレスカメラです。
僕はD60→D7000と購入し、そのまま新しいボディを導入せずにいました。
Fマウント時代からフルサイズに移行したいと思っていましたが、なかなか踏ん切りがつかずミラーレスの時代になるまで移行できていませんでした。
ですがミラーレスになり数年が経過し、Zマウントに移行するタイミングでフルサイズに移行しました。
ボディを買うのも久しぶりだったので、撮影ガイドも購入しました。
Z5の価格が安い理由にはいくつか理由がある
Z5は実売価格で15万円前後(2022年11月の価格)で販売されていて、他のZマウントのミラーレスと比べると随分リーズナブルです。
DXフォーマットのZ30は10万円以下、Z50・Zfcは10万円弱で購入できますが、フルサイズのZ6Ⅱで25万円前後、Z7Ⅱで35万円前後ですから、比べてしまうとZ5はフルサイズの中では買いやすい値段です。
もちろんそれにはいくつかの理由があります。
- 表面照射型CMOSセンサー
- 連続撮影 約4.5コマ/秒
- 上位機種との部品の共有
この辺りがコストダウンに役立っていると思いますが、他にも上位機種の部品を共有したりしてコストを下げているみたいですね。
価格的にはFマウント時代の一眼レフのカメラでいえば、D600クラスのカメラでしょうね。
性能を犠牲にしている部分もあるけど、手軽にフルサイズを楽しむためのボディであると感じています。
Z5はセンサーが表面照射型CMOSセンサー
Z6、Z7やその後継のZ6Ⅱ、Z7Ⅱは表面照射型のセンサーではなく、裏面照射型のセンサーを積んでいます。
Z5では上位機種とセンサーが異なっていて、表面照射型のセンサーを使っていてそこでコストダウンを図っているようです。
裏面照射型センサーでは高効率で光を取り込むことができ、より高感度にすることができるので暗い場所でも鮮明な画像を残すことができます。
ミラーレスではZ9、Z6、Z7、Z6Ⅱ、Z7Ⅱとレフ機ではD6、D850、D780辺りが裏面照射型センサーを使っていたと思います。
裏面照射のラインナップを見ると、どれも高いというか・・・良い機種ばかりですよね。
個人的には裏面照射型のセンサーでなくても、Z5に搭載されている表面照射型センサーで普段の使用は問題ないと思っています。
連続撮影が約4.5コマ/秒
Z5は連続撮影が約4.5コマ/秒と少し物足りない数字のように思えます。
APS-CのZ50、Z30でさえ約11コマ/秒ですし、Z6Ⅱの約14コマ/秒、Z7Ⅱの約10コマ/秒と比べると約4.5コマ/秒は少ないですよね。
電車や車、飛行機や野鳥などの動きものをメインで撮影するという方にはおすすめしにくいボディであるのは間違いないです。
私は動きものを撮らないし、連射することもほとんどないので約4.5コマ/秒でも全く問題ないと判断しました。
連続撮影のコマ数は採用している記録メディアがSDカードということも関係してそうです。
ですがSDカードを採用しているのはメリットになる部分でもあり、次にお伝えするおすすめできるポイントの一つでもあります。
Z5のおすすめできるポイント
Z5は上位機種からコストダウンのために妥協されている部分もありますが、上位機種と変わらない性能をキープしている部分も多くあります。
使い勝手に関連する部分には手を抜かないという、ニコンの真面目さだなーと思ってます。
- SDカードのダブルスロット
- ファインダー、堅牢性は上位機種と同等
- モバイルバッテリーからのUSB給電が可能
Z5はSDカードのダブルスロット

Z6、Z7、Z6Ⅱ、Z7Ⅱでの記録媒体はCFexpressカード、XQDカードが採用されていましたが、後継機のZ6Ⅱ、Z7Ⅱでは「CFexpressカード、XQDカード」と「SDカード」とのダブルスロットになっています。
記録媒体 | |
Z5 | SDカードのダブルスロット |
Z6、Z7 | CFexpressカード、XQDカード |
Z6Ⅱ、Z7Ⅱ | CFexpressカードかXQDカードとSDカードのダブルスロット |
Z5では高速のCFexpressカード、XQDカードは採用されておらず、以前から馴染みのあるSDカードを2枚させるダブルスロットです。
Z5は連続撮影が約4.5コマ/秒と少ないため、高速の記録媒体を使う必要がないのだと思っています。
そしてCFexpressカード、XQDカードは値段が高く、高容量の物はなかなか手がでません・・・。
ですがSDカードなら価格がこなれており、大容量のものも買いやすいです。
ダブルスロットで2枚させるのはとても安心感がありますね。
D7000ではダブルスロットだったのに、何代かあとの後継機のD7500がシングルスロットになったと聞いたときはびっくりしたのを思い出しました。
Z5はUHS-Ⅱに対応していますが、UHS-Ⅱの容量の大きいSDXCカードはまだ高価なのでUHS-ⅠのSDXCカードを購入しました。

ダブルスロットなので同じものを2枚購入です。
並行輸入版とはいえ、UHS-Ⅰ対応の128GBのSDXDカードが2枚で約7000円とは昔と比べると随分と安くなりました。

ファインダー、堅牢性は上位機種と同等
Z5の電子ビューファインダーはZ6、Z7と同じ約369万ドットの有機ELパネルを採用して、視野率約100%、ファインダー倍率0.8倍だそうです。
正直なところ数字を聞かされてもピンとこないんですが、今までの一眼レフと同じように見えますし、特に違和感はないです。
自然な見え方ができていて違和感がないというのが、優秀な証拠なんじゃないかなと思います。
前面カバー、上面カバーには軽量で堅牢なマグネシウム合金を使用し、カバー類や操作部材を共有化して、防塵防滴性能や剛性・堅牢性を確保しています。
素人なので雨の中使用することはほとんどないですが、防塵防滴性能が高いのは安心できますね。
モバイルバッテリーからの充電、給電が可能
ミラーレスになってレフ機より電池の減りが早くなっています。
Z5ではモバイルバッテリーを使って、カメラのバッテリーの充電とカメラへの給電が可能です。
Z6、Z7ではこの機能がありませんでしたが、Z6Ⅱ、Z7ⅡからはZ4と同じようにモバイルバッテリーからの充電と給電が可能になっています。
Z5だけの専売特許ではなくなってしまいましたが、モバイルバッテリーがあれば電池の減りを気にせず撮影に臨むことができますね!

Z5は人を選ぶが、Zマウントを気軽に楽しめる優れたボディだと思う

動きものを撮らない人やZマウントを手軽に始めたい人におすすめ
Z5は本体の価格が安いので、Zマウントを気軽に始めることができます。(といっても15万くらいはしますが)
記録媒体もSDカードが使えるので、初期投資が安くて済むのがメリットの一つです。
その分、連続撮影枚数が約4.5コマ/秒であったり、表面照射型のセンサーを積んでいるので、妥協できる人向けのカメラだと思います。
連射が必要であれば約14コマ/秒のZ6Ⅱ、高画素が必要であればZ7Ⅱを選びましょう。
DXフォーマットの一眼レフからの買い替えやミラーレスでフルサイズを気軽に始めたい人にはおすすめの機種です。
キットレンズから買い替えることはわかっていたので、僕は本体と24-120mmf/4Sを一緒に購入しました!

資金に余裕があり、妥協はしたくないのであればZ6Ⅱあたりを購入することをおすすめします。
ただZ6Ⅱのボディを買う金額でZ5とレンズが買えるので、僕はZ5とレンズを購入することを選択しました。
求めていることは各個人で変わってくると思うので、自分に合った機種を選択していただければと思います!
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