ニコンZ5で検索すると「売れない」「弱点」など検索されているようです。
安い買い物ではないので、弱点や売れない理由は気になるところですよね。
僕自身もZ5を購入する時に気になった部分がありますが、今のところZ5を購入して後悔はありません。
ただ人を選ぶカメラというか、全員に手放しでおすすめできるボディではないのも事実です。
Z5を実際に購入した僕が、ニコンZ5が売れないと言われている理由を考えてみました!
ニコンZ5が売れないと言われている理由を考える
Z5のカタログスペックは高くない
Z5の立ち位置はZ6やZ7からスペックを落として、買いやすい価格にしたフルサイズミラーレスのエントリー機ですから、当然スペックは控えめです。
Z5はスペックを追求しているカメラではないので、カタログスペックの数字を見るとパッとしないカメラなんですよね。
連射は5コマ/秒ですし、センサーは表面照射型のセンサーを積んでいます。
現行のZ6Ⅱは14コマ/秒、Z7Ⅱも10コマ/秒ですし、裏面照射型のセンサーで暗所にも強いとの話です。
上位機種のZ6ⅡやZ7Ⅱと比べてしまうと、スペックではどうしても敵いません。
暗所のAFは迷うと言われている
Z5は表面照射型のセンサーを積んでいて、上位機種は裏面照射型のセンサーを搭載しているので、上位機種に比べるとZ5は暗所に弱いと言われています。
Z5を使っていて暗所に弱いかと言われると、確かに暗所ではAFが迷う時もありますが世間で言われている程かなぁと思います。
Z6ⅡやZ7Ⅱでも迷う時はあると思いますし、正直なところ付けているレンズにもよると思います。
僕自身が暗所で使用していないので困っていないというのもあります。
とはいえZ6やZ7と比べると暗所に弱いだけで、Fマウント時代の一眼レフに比べれば改善されている印象を持っています。
Z6の中古価格とZ5の価格差が小さい
Z6ⅡとZ7Ⅱが発売されたことでZ6とZ7の価格が下がっています。
僕がこの記事を書いている時点でZ6の中古価格が15万円以下、Z7の中古価格が19万円程度と新品のZ5との価格差がほとんどありません。
Z5を購入する値段に少し足すと中古のZ6やZ7が買えるので、どうせなら上位機種を買おうという人もいると思います。
実際に僕も、Z5を買うか中古のZ6を買うかで悩みました。
Z6Ⅱの発売により旧機種となったZ6ですが、Z5と比べればやはり格が一つ上でZ5よりも高スペックなんですよね。
新品のZ5とほぼ変わらない価格で、Z6の中古が売っていれば悩む人もたくさんいると思われます。
Z5はD600番台の後継機だと思っている
Z5はD600番台の後継機種かなと思っています。
2012年に発表されたD600ですが、発売した時の値段はボディ単体で22万円くらいだったと記憶しています。
D800がめちゃくちゃ売れている中で発表された、FXフォーマットの普及モデルでしたね。
まぁ…シャッターが原因でD610が直ぐに発表された黒歴史もありましたが…笑
D600がFマウントのFXフォーマットの普及モデルだったのは間違いなく、Z5もZマウントのフルサイズを手軽に楽しむためのモデルですから、立ち位置としては同じなのかなと思います。
Z5はどんな人におすすめのカメラなのか
ではZ5は一体どんな人におすすめのカメラなのでしょうか?
実際にZ5を購入した僕が思うのは、Z5がおすすめなのは下の2つに当てはまる人です。
- スペックはそれほど重要ではない人
- お手頃価格でZマウントを使いたい人
動きものをあまり撮らない人で、Zマウントを使ってみたいけどボディはお手頃価格で抑えたい人。
Zマウントのレンズは素晴らしい描写力ですが、その分値段も結構上がっている印象があります。

潤沢な資金があればいいのですが、限られた予算の中で僕はボディの価格を抑えてその分をレンズに回そうと思いました。
カタログスペックを追求しない人
ニコンZ5はカタログスペックを追求したカメラでないのは間違いありません。
連射は5コマ/秒ですし、センサーは表面照射型のセンサーです。
連射は必要ない、高画素機でなくていいという人におすすめのカメラです。
Z5の上位互換はZ6Ⅱですし、高画素機が必要ならZ7Ⅱ、今のニコンの技術を詰め込んだものが欲しいのであればZ9を購入しましょう。
「スペックは必要ない、程々の性能でいいよ」という人はZ5でも十分に満足できると思います。
動きものを撮らないし、高画素機を求めていない僕はZ5で満足しています。
お手頃価格でZマウントを試してみたい人
Z5はボディ単体で約15万円とリーズナブルな価格です(カメラをやっていない人からすると15万円は決して安い額ではないのは間違いない)
上位機種からスペックを少し落としているおかげで、ボディ本体も手の届きやすい価格を実現しています。
またZ5の記録メディアは今までの主流だったSDカードなので、手持ちのものをそのまま使うことが可能です。
記録メディアも安く済むので、そういったところもお財布に優しいです。

「ニコンZ5が売れないと言われている理由を考える」まとめ
Z5を購入してZマウントを使い始めましたが、Z5を購入して僕は満足しています。
始めの1本に「Z 24-120mm f/4 S」を買ったのも大きいですが、やはりZマウントの写りは素晴らしいです。
ブログの写真をZ5で撮るようになってから、綺麗に取れるので写真を多めに載せるようになりましたし、出かける際はカメラを持ち出すようになりました。
僕を含め、アマチュアカメラマンはZ5の性能があれば十分だと感じています。
「売れない」「弱点」と検索されるZ5ですが、拘りがない人はZ5を選んでも後悔しないかと思います。
ボディはそこそこいいので、僕は新しいレンズが欲しいです!

コメント