キャンプブームが到来してから結構経ちますが、冬のキャンプも賑わっていますね。
冬は虫もいないし、空気も澄んでいてとてもいい季節です。
- 持っているシュラフは3シーズンのもの
- 初めてのダウンシュラフが欲しい
- 冬キャンプにはどんなスペックのシュラフがいいの?
そんな方に今回の記事がおすすめです。
NANGAのダウンシュラフは高性能ですが、値段がお高い・・・
十分ネットに情報が上がっていますが、僕も購入したのでレビューします。
評判通り秋から冬にかけて重宝する、コストパフォーマンス抜群のシュラフです。
NANGA×山渓 オーロラDX600とは?
NANGAはダウンのメーカー
滋賀県に本社を置く、日本の寝具・衣料メーカーです。
社名になっている「ナンガ」はヒマラヤ山脈にある「ナンガ・パルバット」に由来しているそうです。
ナンガ・パルバットという山脈に由来し、たくさんの遭難者をだし登頂が困難な山だそうです。
社名には創業者の「困難だからこそやってやろう、みんなが登らんとこを登ったろうという」という思いが込められているとのことです。
NANGAは羽毛にとことん拘っており、長年培ってきた羽毛のノウハウを用いてより暖かい羽毛製品を作り続けています。
- 国内洗浄に拘った羽毛
- 熟練された職人による製造
- 独自のノウハウを生かした永久保証
これらの特徴があり、羽毛製品では有名なメーカーです。
山渓はアウトドア商品を販売している会社
山渓(やまけい)は大分県に本社を置き、アウトドア関連商品を販売する会社です。
キャンプをしている方だと、「山渓オンライン」という名前を見聞きしたことがあるのではないでしょうか?
創業は「山とスキー」のお店として始めただけあって、山渓オンラインではアウトドアグッツだけでなく、登山情報が豊富に記載されています。
服や靴の選び方などもあり、アウトドアを行う上でとても勉強になります。
NANGA×山渓コラボ
NANGA×山渓コラボのシュラフは羽毛に自信を持っているNANGAと山のことを知り尽くしている山渓がコラボしてできたシュラフです。
生地を単一で揃えることで製造コストを抑えることができ、通常のNANGAのシュラフに比べるとお買い得なシュラフです。
NANGAのオーロラは手が出ないですが「コラボシュラフならまだ・・・!」という感じで購入してしましました。
モデルにもよりますが、3万円くらいでNANGAのダウンシュラフが手に入ります。
オーロラ600DXのサイズ・スペック
サイズ | レギュラーサイズ:210cm×80cm(身長178cmまで) |
収納サイズ | Φ18×30cm |
フィルパワー | 760FP |
ダウン量 | 約600g |
快適使用温度 | -11℃ |
使用可能限界温度 | -30℃ |
重量 | 約1250g |
内部構造 | ボックス構造、ショルダーウォーマー内蔵 |
メーカーからの数字を転記しただけですが、快適使用温度と使用可能限界温度が誤解を生じそうなので少し見ていきたいと思います。
NANGAの温度表記はヨーロピアン・ノームに準ずる
「ヨーロピアンノーム」とは、EN13537という算出で定義されている統一規格です。
有名なメーカーのシュラフはヨーロピアンノームに準じて快適使用温度と使用限界温度を記載されています。
NANGA×山渓コラボのスペックには快適使用温度が-11℃、使用可能限界温度が-30℃と記載があります。
ですが、NANGAのHPでオーロラライト600DXの数字をみると快適使用温度-4℃/-11℃と書かれているんですよね。
オーロラ600DXもダウン量は一緒なので、快適温度は-4℃と思っていた方が良さそうです。
気温が下がるときは着込んで寝たり、インナーシュラフやシュラフカバーを使ったり、足元に湯たんぽを使うなどの工夫がいりますね。
マイナスの気温でも使えると油断せずにしっかりした装備を整える必要がありそうです。
450と600で最後まで悩んだ結果、600を購入
モンベルのダウンハガーやバロウバック、イスカなどNANGAに決めるまでにも色々と悩みました。
スペックだけを見ると450だけでも大丈夫かと思いました。
ですが、冬のキャンプに使うなら少しでも暖かい方がいいだろうと思い、450ではなく600を購入することにしました。
オーロラ600DXの開封レビュー
全体像と細部のレビュー
小さくできるように紐が二重になっています。
どのシュラフにもある機能ではありますが、2重になっていると最後の一押しで空気を抜くことができて結構便利なんですよね。
袋から出した直後は、まだ空気を含んでいないのでぺったんこです。
何度か使用しているのでしわしわですが・・・
しばらく放置しておくと空気を含み、シュラフが勝手に膨らんでいきます。
ファスナーと首回り
ファスナーは噛んでしまわないようなしっかりとしたものがついています。
名称はなんて言うんでしょうね。
チャックの内側に布がついていて、噛まないような処理と空気が逃げないような工夫がされています。
首や肩回りには暖められた空気が逃げないように、ショルダーウォーマーがついています。
このショルダーウォーマーのおかげで、寒い中でも体温で暖められた空気が逃げずにポカポカですよ
172cm、60kgの僕が寝てみると?
僕は172cm、60kgのやや細身ですが、長さには少し余裕があります。
身長でいえば180cm以下の方なら入るかなと思います。
メーカーとしてはレギュラーサイズで178cmまでの方を想定しているみたいです。
横幅も割と余裕があり、僕の体形であればたくさん着込んでシュラフに潜り込んでも問題なさそうです。
実際に使用してみての感想
真冬になる前に使用してみて
- 11月上旬の山中湖
- 最低気温は3℃
- ユニクロの極暖ヒートテックに、上下ユニクロのスエット
- DODのバックインベット
- サーマレストのクローズドセルマットレス Zライト
- テンマクデザインのサーカスTCDX
- 11月下旬のふもとっぱら
- 最低気温は-3℃
- ユニクロの極暖ヒートテックに、上下ユニクロのスエット
- サーマレストのクローズドセルマットレス Zライト
- ツーリングドームST
実際に二か所で使用してみました。
1回目は山中湖、2回目はふもとっぱらです。
どちらも大きな装備の変化はないのですが、テントが違うのとコットの有無が大きな違いです。
山中湖では寒さを感じることなく、ぐっすり眠ることができました。
ですが、ふもとっぱらでは少し肌寒かったです。
気温のせいもあるとは思うのですが、コットの有無が大きいかなと思いました。
もちろんスリーピングマットを敷いているので、地面からの底冷えはほとんどシャットアウトできているのですが、やはりコットを使って物理的な距離を取ると寒さも違います。
冬キャンプでは気温差以上に装備による体感温度の違いが大きいなと思いました。
キャンプを題材にした「ゆるキャン△」でも山中湖のキャンプで危ないシーンがありましたよね。
僕はストーブなどの熱源をまだ持っていないので、真冬にキャンプをしたことがありません。
ですが11月のキャンプですら「備えあれば憂いなし」という言葉を実感しました。
【山渓×NANGA】オーロラ600DXを購入レビュー!まとめ
NANGA×山渓コラボのシュラフはNANGAのダウンシュラフを買うよりは値段が安く、拘りがなければとてもお買い得なモデルです。
難点は納期が遅くなってしまうことですね。秋~冬にはなかなか納品されないことでしょうか。
夏頃には買うつもりでいないと冬には間に合わないのが困りどころです。
コメント