初めてのキャンプはどんなテントを選べばいいのか悩みませんか?
「ソロキャンプをやってみたいけど、テントは何を選んだらいいのかわかない・・・」
「ツーリングドームSTって実際どんな感じ?」
ソロキャンプで使い続けた僕が、メリットデメリットを紹介したいと思います!
僕が使用しているのは以前の色のものです。
現在発売されているものは色が異なります。
ツーリングドームSTはどんなテント?

ツーリングドームSTは実質一人用のテント
ツーリングドームSTは2人用のテントとされていますが、「2人用のテント」=「2人が横になれるだけの面積がある」ということです。
2人用と書いてあれば実質1人用、3人用と書いてあれば2人用ですね。
荷物を置いたり着替えたりすることを考えると、ツーリングドームSTは実質ソロ用のテントです。
二人で眠れないこともないですが、荷物を置く場所がありません。
小柄な女性二人なら大丈夫かもしれませんが、男性二人は厳しいです。
もし二人で使いたいのであれば「ツーリングドームLX」を検討することをおすすめします。
ツーリングドームSTのスペック
簡単にツーリングドームSTのスペックをまとめました。
設営時のサイズ | 約210×120×100(h)cm |
収納サイズ | 約Φ23×54cm |
耐水圧 | 1500mm |
重量 | 約4.4kg |
付属品 | ペグ、ロープ、キャリーバック |
注目すべき点は「重さ」でしょうか
4.4kgは車やバイクで運ぶのであれば問題にならない重さです。
ですが、登山や電車移動でキャンプに行く人には重過ぎますよね。
何が重いのか確かめてみると、FRPのフレームポールのため重くなっています。
これを軽くすれば重さは改善されると思うんですけど、コールマンさん軽量モデル出してくれませんか?
一方収納サイズはそれほど大きくないので、男性であれば片手で持つことができます。
重いと言っても他の少人数用のテントに比べれば重いというだけで、ツールームテントやワンポールテントと比べれば軽いです。
コールマンのツーリングドームSTを実際に設営する

ツーリングドームSTは自立式のテント
ツーリングドームSTは自立式のテントなので、インナーテントを設営すれば自立します。
四隅にポールをはめ込み、そのポールにインナーテントを吊るすような形になっています。
自立式のテントになるので、風がなければこの状態で自立します。
風があるとテントが飛ばされてしまうので、風上からペグで固定しましょう!
テントの下は汚れるので、グランドシートを敷くことをおすすめします。
グランドシートはテントの下に敷くシートのことです。
テントの底が汚れずに済み、地面からの湿気や熱(熱さ、冷たさ)を防いでくれます。
インナーテントのポールはポールポケット式

インナーテントのポールは「ポールポケット式」と記載があります。
4隅のうちの2か所はポールポケット式ですが、もう2カ所はピンを差し込むタイプです。
- ①のポールポケット側にポールを差し込む
- ②側のピンを差し込む
まず初めに①のポールポケットになっている側のポールを差し込み
ポールポケットの方を先に入れて、反対側をピンで固定します。
先にピン側を入れてしまうとポールポケットの方は入れるのが大変なので、差し込む順番は気を付けてください。
フライシートを被せる

実際には前室用のポールをもう1本差し込んだ後にフライシートを被せます。
フライシートの前後には気を付けてください。
慣れるとすぐにわかりますが、前室の分があるので間違えないようにしましょう。
テントの中にはコールマンのピクニックマットを折り込んで敷いています。
僕の身長は172cmですが、高さが100cmしかないのでテントの中に入るにはかがむ必要があります。
ソロキャンプで使うのであれば、テント内に荷物を置くことができますし、割と快適に過ごすことができます。


インナーテントの中にはスマホなどを入れておけるポケットがついています。
僕はこのポケットに眼鏡とスマホを入れて寝ます。
どこにやったかわからなくなりそうなものや、車の鍵などを入れておくのにピッタリなポケットです。
フライシートにはベンチレーションも完備

フライシートの後ろ側(前室とは反対側)には、ベンチレーションがしっかりとあります。
ないよりはもちろんマシですが、「ベンチレーションがあるから涼しいよ!」という程のものではありません。
「ベンチレーションがあるので夏でも空気が通り、快適に過ごすことができます」みたいなレビューや感想を見かけますが、あれは嘘だと僕は思います。
ベンチレーションを開けていても、夏は普通に暑いです。
熱い時はベンチレーションも開けた上で、インナーテントをメッシュにしましょう。
インナーテントをメッシュにすると空気が通るので、少し涼しくなります。
ポールを用意すると簡易タープになる
タープポールは120cmくらいのものがおすすめ
タープポールを120cm(継ぎ足し2本分)にして設営したと思います。
持っているイスやギアの大きさによって、ちょうどいいポールの高さは変わってきます。

横から見るとこんな感じです。
ツーリングドームSTの設営時の高さは100cmです。

タープポールを使うことで、前室の部分を簡易タープのように使うことができます。
写真では前室の部分にしかロープを張っていませんが、結構な力で引っ張られるのでテント自体もロープで固定することをおすすめします。
太いけどおすすめのタープポール
今回使用しているポールはこちらです

FIELDOORのタープポールです。
32mmと太さも十分にあり、アルミなので重量も重くなく長さも調節できるので重宝しています。
長さの調節ができるので、タープを複数所持しても買い替えることなくずっと使えています。

ツーリングドームSTの簡易タープでは満足できず、すぐに購入してしまったのがこちら
テンマクデザインのムササビウイングです。

フィールドアのポールは太さが32mmあるのですが、ツーリングドームSTの前室に使うには太すぎるかもしれません。
本来はタープに使うものなので太さが十分あり、頑丈で安心なのですが、見た目が少し良くないですね。
なんというか・・・テントに対してポールが太すぎる感じがします。
ツーリングドームSTの前室に使うには、24mmくらいの少し細いポールの方が良いかもしれません。(細くする分、もちろん強度は落ちますが)
ツーリングドームSTをソロキャンプのテントにおすすめする理由

前室が広く、靴や色々なものを置くスペースがある
前室が広いのは注目すべきポイントです!
前室があれば靴を置いたり、寝るときに荷物をテント内に入れることができます。
これだけのスペースがあればインナーテントの中に入れたくないものも置いておくことができます。
僕は寝る前にイスやテーブルはテント内にしまってチャックを閉めるようにしています。
移動手段は何か?車かバイクなら買い
まずは重さです。
4.4kgあるので、車で行くオートキャンプかせめてバイクかなと思います。
登山に向いたテントでないのは明らかです。
バイクのシートに乗るのかというところですが、他の方のレビューをみているとバイクにも載せられるようです。
僕の車はロードスターNDですが、トランクにもしっかり入り問題なくキャンプに行けます。
ツーリングドームSTで冬キャンプは厳しい
ツーリングドームSTで冬キャンプは少し厳しいと思っています。
その理由は2つ
- スカートがないこと
- コットを入れるのが少し難しい
スカートがないので隙間風が多い
というのも、スカートがないので冬は隙間風が冷たいです。
大半の風は防いでくれるのですが、やはり冬向きのテントでないのは確かです。
使うのは春~秋用ですね。
10月下旬のふもとっぱらで実際に使用しましたが風が冷たく、正直なところ辛かったです。
インナーテントを閉め切ってしまえば外からの風はマシになるのですが、大人しくスカート付きのテントを買った方がいいかもしれません。
それでもツーリングドームSTを使いたいのであれば他の装備を充実させることをお勧めします。


ツーリングドームSTにコットは入るらしい。がものによる
冬キャンプは地面からの冷気を防ぐのにコットを使うのが効果的です。
ですが、ツーリングドームSTにはコットが入らないと思っていました。
テントを組み立ててからだと、DODのバックインベットは入らなかったんです。

ですが、DODのバックインベットはインナーシートを組み立てる段階で入れると、ツーリングドームの中でも使えるそうです。
そのうち実際に行って試してみたいと思います。
ただ、ツーリングドームSTはテント内の高さもあまりないので、コットが入ってもテント内で快適に過ごすことが難しいかなぁと。
というのも寝る直前まで外にいて、テント内で寝るだけならいいんです。
ツーリングドームSTの設営時の高さは100cmしかありません。
DODのバックインベットは地面からの高さが約15.5cmです。
テント内にコットが入っても、100-15.5=84.5cmしか残らないんですよね。
テント内で着替えたりその他にも色々やろうとすると、コットを入れてしまうと高さがつらいと思います。
隙間風の中でも暖かく眠れるように、ダウンのシュラフを購入しました。
暖かさにはとても満足しているのですが、気になるのは納期ですかね。
秋冬に注文するとすぐには届かず、年明けになる可能性もあります。
秋や冬にキャンプをしたい人は、早めに注文しておくことをお勧めします。
ツーリングドームSTを実際に使ったまとめ

僕が好きなのはこの向きでの設営です。
風向きによって左右の出入り口はかえますが、正面からも中がみえることはないですし、風もそれなりに防いでくれます。
4.4kgという重さが許されるのであれば、ツーリングドームSTは前室もあり、1人で使っても荷物がテントに入れられる広さがある。
値段も1万円台とお手頃で、使用している方も多く情報の多いテントです。
値段が安いので汚れたりしても痛くないというか、安心して使い倒せる感じです。
ツーリングドームSTを買って得られたもの
購入してソロキャンプに行くようになりました。
友人と日程などを合わせる必要もなく、自分のペースでキャンプに行くことができます。
荷物もテントの中に入れられるし、一人で過ごすにはそれなりに広い。
みんなでワイワイ過ごすキャンプも楽しいですが、一人で好きなように過ごす時間を得ることができました。
ソロキャンプの孤独を味わうのにピッタリのテントです!
一気に全て揃えるのは難しいと思うので少しずつ揃えていきましょう!
ペグはしっかりしたものを使っていますか?


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